木村が綴る結婚の極意解説ブログ

結婚の平均年齢の変化の理由と考え方

2017年09月29日

日本の社会は、少子高齢化ということで、これから多くの国民が長生きをし、高齢化していきます。そして、少子化ということで、若者が少なくなり、国の税収も減っていきます。これが歴史でもよくある、老大国化ということかもしれません。

その理由のひとつとして、晩婚化があり、結婚の平均年齢も高くなっています。以前は20代後半だったのが、最近はついに30歳前後になってきています。子供が産める年齢を考えると、男性の晩婚化よりも、女性の晩婚化が深刻です。

子供を産む時のリスクも高まります。また、子供を育てるのに教育費の負担も大きくなるので、晩婚化が子供の教育のデメリットになる場合もあります。男女の晩婚化ということでは、理由として、相手に対しての魅力が少なくなり、先延ばしにしながら、これ以上先延ばしにすると、独身で生きていくことになるということで、ぎりぎりの年齢で、仕方がなくするという理由も考えられます。

もちろんそれぞれのカップルにより、考え方も違いますし、同棲をしていて、もう夫婦同然であり、籍を入れるのが遅くなっただけという場合もあります。また、出会いの場がないということもあります。男女ともに仕事を持つことができるようになりましたので、仕事が忙しく、出会いの機会が男女ともに難しくなっているということも理由かもしれません。

そのほか早く結婚をしなければならない、理由が見いだせないということもあります。収入もあり、ひとりでも何の不自由もないということであれば、急ぐ理由もありません。しかし、男女ともに高齢化していく将来を考えると、経済的にも共同体という観点からも、独身では不利になります。

高齢化すると、ひとりでは生きていくことが難しくなる場合があります。介護をしてくれる家族がいるかどうかで、長生きができるかどうかが決まる場合もあります。介護ばかりではなく、孤独な場合は、まわりの世界から孤立しますので、生命力をまわりから受けることができずに、老化が早まるということもあります。

経済面から考えても、ひとりで年金や貯蓄で生活を補うのと、夫婦で生活をしていくのとでは、夫婦の方が少ない金額で、生活ができるので、経済的な面でも、夫婦の方がメリットが多いということになります。そして、子供がいれば、心配もしてくれますし、援助もしてくれる可能性も高まります.介護も同じです。

しかし、独身では、そのすべてのメリットが得られません。

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